11月14日(火)
午前、上野の国立科学博物館の
特別展「古代アンデス文明展」に行く。
あまり混雑していなかったので、嬉しい。
展示は面白かったし、とても良かった。
(2018年2月18日まで)
「古代アンデス文明展 」
特別展の入り口では、
「ワリ帝国のリャマ像」さんが迎えてくれる。かわいい。
クピスニケ文化の「自身の首を切る人物」
切られた首を持っているよ。律儀だね。
クピスニケ文化の
「刺青またはフェイスペイントをした小像」
解説には「穴が腹部にある作品は
オカリナとして吹奏できる」とある。かっこいいなあ。
モチェ文化。「擬人化したネコ科動物」ニャー。
ネコ科動物の作品はけっこうあるけれど、
だいたいジャガーとかなので、もふもふ感は無い。
モチェ文化。
「死んだ男性と行きている女性の性行為を描写した
鐙(あぶみ)型注口土器」
古代からの「死人でもセックスをしているのに、お前らときたら」
という、時空を超えた煽りのメッセージを受け取ったら、
おそらく疲れているから、早く寝たほうがいいね。
地上絵でおなじみ、ナスカ文化。
「帽子と胸飾りを身につけた人物の木像」
一瞬、ぬらりひょん的な妖怪かと思った…。
ティワナク文化。「チャチャプマ」
ネコ科動物と人間の合わさった姿の神話的存在。
抱えているのは、人間の首だけど、やたらと
いろいろな作品で切られた首がゴロゴロあるのは、
神様への供物とか儀式とかに必要だから致し方なし。
シカン文化。
ロロ神殿の西の墓の被葬者の仮面。
この横には、被葬者の頭蓋骨も展示されているけど、
頭蓋骨が辰砂(しんしゃ)で赤くなっているよ。
チャンカイ文化。
「コップを持った男性の坐像をかたどった
2色(白黒)の手捏ね土器」
チムー王国のチャンチャン遺跡の壁にあった
「木製柱状人物像」
両手に何かを持っていたはずだけど、
何を持っていたかは、わからないらしい。
この手の握り方とくれば、
じゃあ、ライトセーバーでお願いします。ブオーン。
15世紀後期にチムー王国が滅んで、
インカ帝国がアンデス山脈あたりの一大帝国になるよ。
ただ、16世紀後期にあっさりスペインに征服されてしまい、
金でできた美術品は溶かされてしまって、
あまり残っていないんだって。
他にも、ミイラとか、いろいろと興味深いものが
いっぱいあって、面白かったよ。