10月11日(水)
午前、上野に行って、
上野の森美術館の「怖い絵」展を観る。
「「怖い絵」展 /作品/ 上野の森美術館」
怖いというより、面白かった。
というか、第4章「現実」に描かれた貧困が他人事でなくて怖い。
平日なのに、なかなか混雑していたし、
若い人たちも多かった。(12月17日まで)
美術館の外壁の宣伝の絵はけっこう大きい。
歩行者が足を止めては眺めていた。
・上段(左から右に)
「オデュッセウスに杯を差し出すキルケー」
「スザンナと長老たち」
「メデューズ号の筏」
「チャールズ1世の幸福だった日々」
・下段(左から右に)
「レディ・ジェーン・グレイの処刑」
「オデュッセウスとセイレーン」
「殺人」
「飽食のセイレーン」
道を通り過ぎる若い人たちが、
右奥下のモッサの「飽食のセイレーン」を見て、
「ベッキーだ」「ベッキーだ」
と口々に言っていた。
美術館内でも「ベッキーだ」と言われていたので、
みんな同じことを思うようで、面白かった。
「飽食のセイレーン モッサ」で画像検索をすると
「なるほど」と思うかも……。
10月6日(金)
午前、原宿の太田記念美術館に行って
「葛飾北斎/冨嶽三十六景 奇想のカラクリ」展を観る。
「冨嶽三十六景」全46点を一挙公開。(10月29日まで)
36景なのに全46点というのは、
「すっごく売れたから、あとから10枚を足した」そうだ。
「葛飾北斎 冨嶽三十六景 奇想のカラクリ/太田記念美術館 」
平日の午前なのに、けっこう混雑していて、ビックリした。
いつもはもっとのんびりとしているのに…。
北斎は人気があるなあ。
北斎の娘の葛飾応為の「吉原格子先之図」が、特別公開中。
入ってすぐの畳の間で展示中なので、正座をして見られる。
靴を脱ぐので、脱ぎやすくて、わかりやすい靴を履いていこう。
「吉原格子先之図」のクリアファイルも売っているよ。
葛飾応為といえば、
杉浦日向子さんの漫画「百日紅」の「お栄さん」だ。
葛飾北斎、応為、渓斎英泉、歌川国直、国芳が出てきて、
とても面白い。
オレは単行本を持っていたけど、
そちらの未収録作品が読みたくて、文庫本も買った。
「Amazon:百日紅(上)/杉浦日向子(ちくま文庫)」
「Amazon:百日紅(下)/杉浦日向子(ちくま文庫)」